【小悪魔教師サイコネタバレ9話】小春は竜斗を犯人にでっち上げて氷坂高校に転任することに | マンガファン
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【小悪魔教師サイコネタバレ9話】小春は竜斗を犯人にでっち上げて氷坂高校に転任することに

小悪魔教師サイコ

小悪魔教師サイコのネタバレ9話です!9話では既に佐々木を殺し、次に竜斗に襲われる格好になった小春のもとにアザミと警察が到着する。その後3月には離任式が開かれ、その場で小春の転任が発表される・・・。早速9話のネタバレを見ていきましょう!

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小悪魔教師サイコネタバレ9話

竜斗の反撃

竜斗は小春に覆いかぶさり、彼女がナイフを手放した瞬間を見逃さず、反撃のチャンスだと感じて高揚していた。しかし、小春は冷静に彼を観察し、竜斗の行動を分析していた。竜斗は小春に対して強い怒りを抱き、彩羽の死の復讐を果たすべく、彼女の両目を刺そうと考えていたが、小春は挑発的に彼を冷笑し、彼が自分を本当に傷つけることができるかどうか疑問を投げかけていた。

小春は、竜斗に対して冷静さを保ちながらも、彼の怒りを巧みに利用しようとした。彼女は竜斗の家族について言及し、彼の母親が感じるであろう痛みや失望を利用して彼を揺さぶった。竜斗は小春の挑発に乗り、怒りを爆発させたが、小春はさらに彼を精神的に追い詰め、自分を殺すことができない無力な存在だと嘲笑した。

警察の到着

竜斗は小春の首を締め上げ、彼女を殺す覚悟を決めた。しかし、その瞬間、教室の扉がノックされ、アザミの声が聞こえてきた。アザミは助けを求め、教室に突入してくると同時に、警察が現場に到着した。竜斗は状況が逆転したことを理解しながらも、なお小春を殺そうとしたが、警察に取り押さえられ、抑え込まれてしまった。

警察は状況を迅速に把握し、佐々木の状態を確認しながら救急班を呼ぶよう指示を出した。アザミは小春に駆け寄り、涙を流しながら彼女に抱きついた。警察は小春に対して安心するよう声をかけ、彼女が直面した恐怖に同情の意を示した。

しかし、竜斗はこの状況に反発し、小春こそが真の犯人であり、すべての悲劇の元凶だと叫んだ。彼は佐々木や彩羽、さらには自分の兄タクトまでもが小春の仕業だと訴えたが、警察は彼の主張に耳を貸さなかった。彼らは竜斗に対して、彩羽の家で発見されたナイフや彼の部屋から見つかった血痕のついたダウンジャケットについて質問し、彼が関与している可能性を指摘した。

アザミの証拠

竜斗は必死に小春が自分たちを罠にはめたと叫んだが、アザミが竜斗の証言に反論し、彼女も竜斗に暴行されたと主張した。アザミは、自分が録音した会話を警察に提供し、竜斗が小春に対して行おうとしていたことを証拠として提示した。アザミの証拠によって、竜斗の立場はさらに悪化し、小春が被害者としての立場を固めた。

アザミの録音した音声が流れる中、竜斗はそれがすべて小春の演技であり、彼女が佐々木を誘い込んだ張本人だと叫んだが、警察は彼の言葉に反応せず、アザミの証拠に基づいて行動した。竜斗は完全に追い詰められ、小春に対する怒りと憎しみをぶつけながらも、警察に連行されていった。

この間、小春は涙を流しながら感謝の言葉を述べ、アザミもそれに応えて涙を流していた。しかし、心の中で小春は冷酷に「便利な子」と感じ、アザミをうまく利用したことに満足していた。彼女は巧妙な計画を練り、アザミを利用して自分を守るための証拠を作り上げていたのだ。

小春の勝利

実際、小春は昼休みの間にアザミに対して計画を持ちかけ、彼女に録音を依頼していた。小春はアザミに自分を守るための「正義の戦い」を強調し、彼女を巧みに操作していた。アザミはその言葉に従い、小春の指示通りに行動したが、すべては小春の策略によるものだった。

竜斗は警察に連行される際、警察やアザミたちが小春に騙されていると叫んだが、誰も彼の言葉に耳を傾けなかった。警察は彼の証言よりも、小春とアザミが提供した証拠を信じて行動した。竜斗の母もまた、小春の言葉に影響を受け、息子の持ち物を警察に届けていたことが竜斗をさらに追い詰める結果となった。

離任式

3月の離任式では、小春は涙ながらに生徒たちに別れを告げ、生徒たちは彼女を称賛した。アザミをはじめ、かつてのいじめっ子たちも小春に感謝し、彼女の存在が自分たちを変えたと涙ながらに伝えた。小春はそんな生徒たちの様子を見て、心の中で満足感を覚えながら、教師という職業の素晴らしさを再確認していた。

その後、小春は新たな転任先である氷坂高校へと向かい、新しい生活をスタートさせた。彼女はこれからも自分の計画を遂行し続けるだろう。

小悪魔教師サイコ考察9話

小春の作戦

小春の作戦は、非常に巧妙で計画的なもので、彼女の行動は最初から最後まで自分を守るための策略に基づいています。まず、アザミを利用したことが小春の作戦の一環です。昼休みの間に、彼女はアザミに対して「正義のための戦い」という名目で録音を依頼しました。これは、最初から竜斗たちとの対決が危険な状況になることを予測し、そのときに自分が被害者として見られるようにするための準備だったのです。アザミに録音させた会話は、小春にとって有利な証拠となり、彼女の立場を守るための鍵となりました。

また、竜斗の母親に対しても小春は巧妙に影響を与えていました。竜斗の母に接触し、息子の行動に疑念を抱かせ、竜斗の持ち物を警察に届けさせるよう誘導したのも小春の作戦の一部です。これにより、竜斗が犯人として追い詰められる状況を作り出し、彼女自身はその影に隠れていました。

さらに、竜斗や佐々木に対しても、小春は最初から優位に立つための策を講じていました。彼らが彼女に対して攻撃的な行動を取るように仕向け、最終的には自分を正当防衛の立場に持ち込むことで、警察の介入があった際にも被害者として扱われるように計画していたのです。

つまり、小春の作戦は、アザミを利用した証拠の準備、竜斗の母親を巻き込んだ証拠の提供、そして竜斗や佐々木に対する心理的な操作によって成り立っていました。彼女はすべての要素を計画に組み込み、自分に不利な状況にならないように細心の注意を払っていたのです。

竜斗の絶望

竜斗が逮捕されたとき、彼は絶望感と無力感に打ちひしがれていたことでしょう。自分の言い分がまったく受け入れられず、小春の巧妙な策略によって完全に罠にはめられたという事実に気づいた瞬間、強烈な喪失感を感じたはずです。彼は真実を叫んでも誰も信じてくれず、警察や周囲の人々がすべて小春の側に立っているように思え、孤立感が深まっていったと思います。

竜斗は自分が正しいことを知っているのに、それを証明する手段がなく、無実の罪で捕まってしまったことで、怒りと悔しさも同時に感じたでしょう。小春がどれほど計画的に自分を陥れたかを考えると、彼女に対する憎悪がさらに強まり、復讐心を抱かざるを得なかったと思います。しかし、手足を縛られるような状況の中で、自分には何もできないという無力さが襲い、次第にその怒りが虚しさに変わっていったのではないでしょうか。

また、兄タクトのことを思い出し、兄もまた小春の犠牲者であったと確信したことで、彼の心の中には罪悪感もあったかもしれません。兄を守れず、自分も同じように小春の罠にはまり、家族をさらに苦しめる結果になってしまったことに対して、自分を責める気持ちが強まっていた可能性があります。

サイコパスがいる世界

小春のようなサイコパスが何の罪も背負わず、巧妙に他人を操りながら社会を生き抜いている世界は、非常に不公平で理不尽に感じられます。彼女のような人物は、道徳や共感に欠けているため、他人の苦しみや悲しみを意識せず、自分の利益や欲望を追求することに長けています。そんな彼女が、法の目をかいくぐり、罪を逃れ続けている状況は、正義が機能していない世界の象徴のように見えます。

このような世界では、善意や正義感を持つ人々が逆に犠牲になり、苦しむ一方で、サイコパスのように他者を利用する人間が成功し、のうのうと暮らしている現実が存在します。この理不尽さは、多くの人に絶望感や不信感を抱かせ、社会全体の信頼を損ねる原因となります。

また、小春のような人物が罰を受けずに生き続けることで、彼女の行動が模倣される危険性も高まります。人々は、正しい行動をしても報われず、逆に倫理を無視した行動が成功するというメッセージを受け取りかねません。これにより、社会の道徳基盤が揺らぎ、冷酷な行動が許容される風潮が広がる可能性もあります。

最終的に、このような世界は、人間の持つ良心や正義感を試す場でもあります。悪が一時的に栄えることがあっても、長い目で見れば、その社会は崩壊の道を辿るかもしれません。

8話 10話

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