どうもこんにちは吉永です。
今回はネットで話題のマンガ『ホタルの嫁入り』のネタバレをまとめていきます。シーモアに突然現れてすぐさまランキング上位に君臨した『ホタルの嫁入り』を御覧ください。
シーモアで話題の『ホタルの嫁入り』は2023年4月26日現在、無料で公開されています!
期間限定の無料公開なのでこの機会に読んでみてください。
目次
ホタルの嫁入り最終回結末予想
まず最初に『ホタルの嫁入り』の最終回予想からいきたいと思います。というか第1話を読んだ方であればご覧になったと思いますが、実は既に最終回っぽい部分が描かれていました。そのシーンからわかることをまとめていきます。
紗都子は進平と結婚
これはおそらく確定でいいと思います。
まず1話の冒頭にて、紗都子と思しき人物が手紙を読んでいます。その中で「愛してはいけない人を愛してしまいました」と読んでいることから、この人物は後藤進平であると考えられます。この記事を書いている段階で最新話は10話、ここまでの内容では進平と紗都子の関係はまだ付き合ってすらおらず、ただ紗都子の進平に対する思いは常に目まぐるしく変動しています。しかしこのシーンを見るとやはり進平と結婚するようです!
天女島から脱出する一連の流れの中で進平と恋に落ちるのでしょうか?
進平の心臓を移植される?
また先述のシーンにて、紗都子と思しき人物は老婆のような風貌をしています。つまり紗都子は老年になるまで生きることができたのです。紗都子は幼少期から身体が弱く、特に誘拐された時点で医師からは「大人になるまで生きられるかどうか」と婉曲的に余命宣告をされているような状態です。
そして誘拐後、進平に保護される事になった時に「死ぬんならその心臓くださらない?」と話しかけていることもあり、心臓を移植すれば生きながらえることができるのかもしれません。そして別のシーンにて、進平は「この身はすべて紗都子の道具だと思ってよ」と話しており、すなわち俺の心臓か?欲しけりゃくれてやる!ということでしょう。
というわけで進平の心臓を移植された紗都子は生きながらえることでき、そして進平は死亡・・・という感じなのかもしれません。だから老年紗都子は1人であの手紙を読んでいるのかもしれません。そう考えるとかなり悲しい物語ですね・・・久々に泣くかもしれません(笑)
桐ヶ谷家を捨てる
ここは完全に妄想になりますが、紗都子は桐ケ谷家を捨て、進平と生きていく道を選ぶのではないかと考えています。
個人的には紗都子の誘拐を指示した犯人は桐ヶ谷家の内部にいると考えており、いつの日にか桐ヶ谷家に戻った紗都子はその黒幕と相対することになります。その時紗都子の隣には進平もいるはず。そして進平は黒幕に切りかかり、そしてその罪を着せられて2人で逃げていく中で桐ヶ谷家を捨てることになるのではないか・・・という妄想をしています。
完全にカンですが、黒幕は美和子の母。母に斬りかかろうとしていた進平に対して母が叫び声を上げて「誰か!暴漢に襲われているの!誰かこいつを殺して〜」なんて言ったことで進平は悪者となってしまう。この時紗都子は桐ヶ谷家に残って進平を”暴漢”として追放するか、進平とともに逃げて一緒に生きていくことを選択するのか、究極の二択を迫られる・・・的な(笑)
そんな感じの最終回、結末予想をしています。ホタルの嫁入りは読めば読むほどに謎が深まりますので、この考察予想がどこまで当たっているのか気になりますね!
作品名
ジャンル | 恋愛、サスペンス、殺し屋 |
作者 | 橘オレコ |
掲載誌 | 裏サンデー女子部 |
発売日 | 2023年3月17日 |
巻数 | 3話(2023年3月30日現在) |
概要
明治時代、貴族の名門・桐ヶ谷家。長女の紗都子は生まれつき心臓病を患っており、医師からは余命を言い渡されていた。しかしその美貌から縁談の話は後を断たなかったが、彼らは皆紗都子の病気のことを知らない。そのため紗都子は「仮に結婚しても彼らを幸せにすることはできない」と悲観的に考えていた。
そんなある日、久しぶりに父から外出の許可が出た。そして街の様子を見ながら買い物に勤しんでいると、ガラの悪い男たちにより紗都子は誘拐されてしまった。そして牢に入れられ、そこで出会ったのは誘拐犯、そして腕利きの殺し屋の後藤新平だった。脱出のため、後藤の強さを利用しようと考えた紗都子は一念発起し「私たち結婚しましょう」と言い出し、ひとまずは牢からの脱出を志すのであった。
各話ネタバレ
1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
6話 | 7話 | 8話 | 9話 | 10話 |
11話 | 12話 | 13話 | 14話 | 15話 |
1話
紗都子は生まれつき体が弱く、心臓病により「大人になるまで生きられるかどうか」と言われていた。また実の母は紗都子を産むと同時に命を落としており、父の再婚により新たな母との間に産まれた妹・美和子との4人で暮らしていた。美和子と美和子の母は紗都子の美貌を疎み、紗都子は桐ケ谷家で父しか味方がいないながらも幸せに暮らしていた。
しかしひょんなことから誘拐されてしまった紗都子は、そこに現れた殺し屋の後藤の強さを見て、脱出のために後藤の力を利用すべく「私たち結婚しましょう」と提案した・・・
2話
意外なことに後藤は結婚に前向きであり、紗都子の明らかなウソに対しても病的なまでに興味を示す。逆に逃げることができなくなってしまった紗都子だったが、ひとまず後藤の力を借りてその場から逃げ出すことに成功。
脱出のための作戦を考えたという後藤によると、ひとまずは近くの宿に逃げ込もうと言われた。紗都子は脱出を急ぎたかったが後藤には逆らえないと考えて部屋に入ると「一緒に風呂に入ろう」と提案された。結婚まで貞操を守り続けたかった紗都子にとっては大事件だったが、やはり後藤には逆らえずに共に風呂場に向かっていく・・・
3話
後藤により紗都子の命を狙った依頼主の心当たりを尋ねられ、紗都子の頭の中には美和子と美和子の母が浮かんだが、証拠がないためにひとまず考えるのをやめた。
そして風呂に浸かる後藤の横で紗都子が脱出を試みようとしていると、後藤は紗都子と結婚した後の話を楽しそうに語り出した。
4話
後藤に連れられて街に出てみると、そこは天女島と呼ばれる歓楽街だった。紗都子は後藤が遊女と話し込んでいる間、心細さを感じていた。
これまで貴族の娘として蝶よ花よと大事にされてきたために、自分でできることは何もない。そう感じた紗都子は無力感で涙が溢れてきた。そうして後藤は紗都子に脱出の方法を告げる…
5話
桐ヶ谷家では紗都子が誘拐された責任を問われたお供の康太郎がムチで打たれていた。
一方の紗都子は天女島から脱出するための方法を進平に尋ね、進平によるとここから出るための方法は2つ。一つは死んだ後、静かに島外に流されること。そしてもう一つは遊女になり、そして身請けされること。もはや一択であると思われるこの選択肢であったが、紗都子は「貴族である」というプライドが邪魔をしてどちらも選ぶことができなかった・・・
6話
紗都子の最初の客である新渡戸栄進は現役警視総監の息子という立派すぎる肩書を持ち、紗都子の身請け相手にはちょうどよかった。しかも人柄もよく、美人な紗都子に緊張しているという可愛らしい一面もあった。そんな新渡戸に事情を話すと、新渡戸の方から「身請けしたい」と申し出てくれた。
断る理由がまったくないのだが、新渡戸が酒を飲んだ瞬間、これまでの新渡戸に対する印象が180度変わることになった・・・
7話
新渡戸は解離性人格障害でした。わかりやすく言うと二重人格です。
幼少期から警視総監の息子として大事に扱われてきたこともあり、ストレス発散の方法を知らないままにおとなになってしまい、結果的にストレスが爆発することがあった。そんな状況から自分を守るために無意識的に新たな人格を生み出し、時々この遊女屋に来ていたのであった。
そして今、紗都子に襲いかかろうとするが、襖の奥から進平がゆっっっっっっっっくりと現れた・・・
8話
紗都子を守るため、進平は新渡戸を殺そうとしていた。
しかし「警視総監の息子」を殺すことは社会的に問題が大きく、紗都子も止めに入った。しかし両者興奮が覚めやらず、ついに新渡戸も命の危機を感じて銃を抜き、進平の肩に向けて引き金を引いたのであった。その後なんとかなり身請けの話が付き、一件落着となったところで突然、紗都子はその場に倒れ込んでしまった・・・
9話
3日間も寝込んでいた紗都子は、目を覚ますと直ぐ側に進平の顔に驚いた。そして色々と話している内に、進平がいかにして殺しの道に入ったのか、家族構成など、これまでしてこなかった話を聞いていた。そして最後に「私のどこが好きなんですか?」と核心を突くようにずっと聞きたかった質問をすると、進平はゆっくりと答えてくれた・・・
10話
なんと天女島から脱出する方法があるらしい。進平が船頭を買収してくれたようだ。
しかし出港は10日後、それまでは身を隠す意味でもこの遊女屋に隠れておくことになった。黙っていればいいのに、紗都子は責任感から10日間ここで働きたいと志願してキビキビと仕事をこなしていく。しかし他の遊女からはあたりが強く、雑用の紗都子は厳しく扱われてしまう。特に冷たくいびる遊女・紫と進平の過去が明らかになる・・・
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登場人物
桐ケ谷紗都子
本作の主人公であり、貴族の名門桐ヶ谷家の長女。出生時に母を亡くし、以降父の再婚相手とその間に生まれた妹の美和子と4人暮らし。生まれつき体が弱く、心臓病を患っており、医師からは大人になるまで生きられるかどうか、とざっくりとした余命宣告をされている。
気が強い一面もあり、美和子から悪態をつかれても飄々と正論で返したこともある。しかし生まれながらの貴族のため世間知らずなこともあり、天女島では遊女や街行く人々とのコミュニケーションができずに無力感に打ちひしがれるシーンもあり、ストーリーを通して紗都子の成長が見られる。
また自身の誘拐および暗殺を依頼した黒幕について、うっすらと自身の母と美和子ではないかと疑っているものの未だ確証はない。後藤との結婚については前向きではなく、単に脱出の糧に利用するつもりだったが、後藤の真剣な様子を見て揺れている。
後藤進平
天女島出身の18歳。元々殺し屋という闇の世界に身を置いており、当初は紗都子を誘拐した犯人グループにより別件で雇われていた。彼らが11日間かかったとされるターゲットを1日で片付けた実績から剣の腕も相当立つらしい。
そして紗都子を殺せという依頼を承諾し、当初は殺し屋とターゲットという関係性だった。しかし紗都子が逃走のために後藤に偽造結婚を申し込んだことから夫婦関係に…なりそうになる。本人曰く、愛情はかなり思いらしい。各所各所で紗都子からの愛情を確認するような描写があるため、幼い頃から愛情を知らずに育ったメンヘラではないかと推測される。
とはいえ紗都子に対する思いは不思議なほど真っ直ぐなようにも見え、紗都子から心臓をくれと言われた時も快諾。自分の体も紗都子の道具だと思うようにと答えるなどイケメンな所作もある。
しかし出会ったばかりの紗都子がいくら美人だからとはいえこんな短期間にそこまで惚れるだろうか。まだ我々の知り得ないバックグラウンドがありそうでならない。
桐ケ谷美和子
紗都子の腹違いの妹である。お姉様、と親しみを持っているのかと思いきや、紗都子にばかり縁談がきていることを妬み悪態をつくなど精神的にかなり幼い。
紗都子に正論で返されると母に言いつけるなど、言動は小学生のそれと同じであり、紗都子の言う通りに容姿以外は残念そのものである。また縁談を取られたと勘違いしていることから、紗都子誘拐を依頼した犯人候補に名前が浮上している人物でもある。
美和子の母
紗都子の実の母ではなく、母が死亡した後に再婚した義理の母にあたり、再婚後に美和子を産んだ。そして現在に至るまで、美和子同様に縁談の話を紗都子に取られていると勘違いしているあたり大分アレな人種。ゆえに自分の娘美和子を溺愛しており、紗都子を疎ましがっていたことから美和子同様に誘拐を依頼した人物候補として名前が上がっている。
用語
天女島
後藤によると「日本中の色街から買い取られた一流の遊女たちが色を売る島」とされ、政府の管理が行き届いていないエリア”埒外”とされている。それにより後藤も帯刀することが可能なっており、紗都子は誘拐犯により天女島につれてこられていた。
また後藤もこの天女島の出身であり、遊女の一部とは幼馴染的な存在である。しかし一部の遊女からは「進平様」と呼ばれ、明らかに羨望の眼差しを向けてくるものもいる。
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